リプロダクト家具とは?有名デザイナーの歴史的名作のジェネリック

リプロダクト家具は「買い」?

オリジナルのデザイナーズ家具を手に入れようと思っても、高価な値段がネックになって購入を思いとどまる方は多いのではないでしょうか?リプロダクト家具は、オリジナルの家具の良さを、できるだけ忠実に再現することを目標に作られていますが、実際のところ、どこまで近づけているのでしょうか?
 
ずいぶんと値段はお安いけど購入しても大丈夫?
 
など、初めてリプロダクト家具を購入する場合、心配になることもあるかと思います。
ここではリプロダクト家具の魅力と、「買い」なのかどうかをチェックしてみましょう。
 

価格がリーズナブル

オリジナルのデザイナーズ家具や、ライセンス品とされる家具は、価格が高く、購入を躊躇してしまう方も多いと思います。
リプロダクト家具は、オリジナル品と比較すると、その価格はひじょうにリーズナブルです。
物によっては数分の1程度の価格で手に入れられるものもあり、人気になっています。
 
リプロダクト家具は、既にご説明したように、意匠権が保護される期間が終了した製品のため、オリジナルのデザイナーズ家具を再現することができます。
オリジナル製品には莫大な開発費用がかかっていますが、後発のリプロダクト家具は、開発にかかる費用を抑えることができます。
また、海外の工場で製造して人件費を抑えている場合もあります。
そのため、高いクオリティーを追求していても、オリジナルより価格を低く抑えることが可能なのです。
 

オリジナルよりもバリエーションが豊富

デザイナーズ家具ファンの中には、徹底してオリジナルにこだわるという方もいると思います。
「オリジナルにはオリジナルの味わいがある」という考えには一理あります。
実際、リプロダクト家具の多くは、オリジナルを忠実に再現しようとしていますが、オリジナルとまったく同じ製品ばかりではありません。
たとえば、オリジナルでは座面にFRPを使用しているのに、リプロダクト品ではPPを使用しているなど、変更が加えられていることはよくあることです。
 
この変更は、メーカーの事情ということもありますし、設計上、オリジナルから変更した方が良い製品になると考えることもあります。
また、オリジナルにはないカラーなどのバリエーションが作られることもあります。
考え方次第ですが、オリジナルには存在しないバリエーションが手に入ることも、リプロダクト家具の「買い」な部分と言えるでしょう。
 

リプロダクト家具はコピーでは無い

意匠権は、製品のデザインや独創性を保護する、知的財産権に含まれる権利のひとつです。
この権利を求める場合は特許庁に出願することが必要で、認められれば、日本の場合は20年、この意匠を使用する権利が手に入ります。
20年が経過した後はパブリックドメインになるため、誰でもこの製品デザインを使用することができます。
リプロダクト家具は、意匠がパブリックドメインに入ってから生産されるため、コピーや偽物ではありません。
 
リプロダクト家具は、さまざまなメーカーから販売されています。そこにはオリジナルの家具をデザインしたデザイナーへのリスペクトがあります。
オリジナル製品が生まれるまでの過程には、試行錯誤や苦労の時間があったことは間違いありません。
相当な開発費用も費やされたはずです。
リプロダクト家具の生産者は、デザイナーをリスペクトして忠実に製品を再現するだけではなく、より良い製品に仕上げようと努力しているのです。
 

日本人向けに再設計されている製品も

リプロダクト家具の中には、オリジナル品の形状はそのままに、日本人の体型に合ったサイズに再設計されているものもあります。
オリジナルのデザイナーズ家具ではぴったりフィットしないイスでも、リプロダクト家具ならフィットするということもあるのです。